娘の補導と過食症、そして再発
2016/09/04
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私は母親として娘に十分な愛情を注げていなかった。
家庭内DVによって私に余裕がなかったこともある。
でもそれは娘にとっては、私の言い訳だ。
娘にとって母親は私しかいないのだから。
娘の補導と過食症
娘が中三になった夏休み、警察から電話があり、私はすぐに飛んで行った。
そこには髪の毛を金髪に染めて泣きそうな顔の娘がいた。
不良仲間と放火をしたらしい。
私は警察に「申し訳ないです」と謝ることしかできなかった。
奇跡が起こった。
「娘さんは主犯じゃないからすぐに帰っていいよ。」
だけど、「今度はやってはいけないなことをやらない勇気を持とうね」と刑事さんからの言葉。
もう一つの奇跡は学校に連絡しないでくれたこと。
娘は、私立のミッションスクールに通っていたので間違いなく退学だろうと思っていたから本当にホッとした。
神様が助けてくださったと思った。
その時から娘に対するDV夫の虐待は更に激しくなった。
おまえはいらない、邪魔だ、暗い、使えない、などの暴言、そして暴力。
私にも娘と同じようにDVは続いていたので、とにかく二人で耐えるしかなかった。
そして、娘の過食症が始まった。
コンビニで食べ物をたくさん買ってきて食べまくる、そして吐く。
吐くのは、夜中にこっそりやっていたようで、私は中々気づいてあげることができなかった。
顔色も悪く学校も休みがちになり、娘自ら病院へ連れて行ってと頼んで来た。
その時の私は、「摂食障害は精神的なものだから自分の力で治そう」と冷たく言ったらしい。
数年たった最近になって娘に聞いた。
当時私はとにかくDV夫から逃げたい、逃げ出すためのお金を貯めることしか頭になかったからだと思う。
本当にかわいそうなことをしたと思う。
それから娘は家を出るために必死にバイトをし、夫のDV自分の過食症すべてのことに耐えた。
家を出て一人暮らしをし彼氏も出来てやっと幸福になった娘。
彼氏が父親がわりとなり娘にたくさんの愛情を注いでくれ、娘の過食症も影を潜めていた。
そして彼氏と付き合い三年、別れ話が持ち上がり、娘の過食症が再発した。